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老舗企業が失われる一方では地方の衰退を早める [企業経営]

東北地方にある老舗企業が相次いで失われようとしています。

江戸時代(1636年)創業の衣料品店「大内屋」(仙台市青葉区)が来年1月末に閉店することが23日、分かった(河北新報 2015年10月24日)。

創業230年を超える衣料品販売「相川屋」(岩手県一関市)は、9月末の閉店を決めた(河北新報 2015年9月11日)。

我が国の企業の平均寿命がもはや20~30年とも言われていることを考えると創業200年を超える企業は地域の宝、いや日本の宝と言ってもいいでしょう。

まずはここまで懸命に企業を存続させようと奮闘されてきた社長、そしてスタッフのみなさんには心より感謝の気持ちをお伝えしたいです。

それだけに老舗企業が失われていくことは本当に残念なことであり、地方創生が叫ばれている中で最も防がなければならない大切な事項のひとつであると感じています。

このままでは地方の衰退を早めることになるからです。

何とかならなかったのかと思わずにはいられませんし要因は複雑であったかと思いますが、両社とも衣料品店であることから外部環境要因として価格競争の影響がとても大きかったことは予測されます。

価格競争は経営資源に勝るユニクロやしまむら等の大手企業には到底太刀打ちできません。
(中小企業の現場で生きている私の目から見れば、我が国の経済は未だデフレのまっただ中にあると痛感しています)

同時に震災の影響も未だ大きくあることでしょう。

そうした外部環境の影響を受け、対応していくための経営資源が整いきらなかったとするならば本当に残念です。

我が国が地方創生を実現するためには、人を大切にするいい会社を地方に残すことが確実に求められます。

そうした会社を残すだけでなく、これまで以上に増やすことも同時にしていかなければならないと強く感じています。

「人を大切にする経営」とは人を過保護にする経営では決してありません。

目先の楽を求める経営でもありません。

強いて言えば仕事を真の意味で楽しくする経営です。

そのために会社は「人として正しい」部分の不断の追求を実践し、働くスタッフのみなさんは「経営参画」と「気付きの訓練」を日々積み上げることが求められます。

それらにより、褒められ、必要とされ、役に立つことが実感できるコミュニケーションが会社内でも会社外でも図られ、やりがいが感じられる組織風土・社風の構築に繋がっていくのです。

それらの反対の状態である「人ごと」「指示待ち人間」「やらされ感」「気付かない人間」では仕事は面白くないし、生産性も低いのです。

未来工業さんや伊那食品工業さん、でんかのヤマグチさんなど地方にあっても決して価格競争に巻き込まれない企業に共通する要素はこうした「人を大切にする経営」=「人づくり経営」を徹底的に実践しています。

地方創生には「人を大切にする人づくり経営」を実践する会社を増やすことが必須です。

大丈夫でいきましょう!

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